ピースボートに乗った感想②

今回は前回に続いて2個目と3個目、

「トラブルが多発する。」と

「トラブルに対して返金などがほとんどない。」

の説明。

ピースボートは良いことは誇張して宣伝するが、

悪いことは隠すので、

私が代わりに隠さず発表したいと思います。

 

今回最大のトラブルは

ハワイ出港後に緊急搬送でハワイに引き返す

です。

まず、今回のクルーズは東回りで、日本をでて永遠と太平洋を進み、11日目にしてようやく最初の寄港地ハワイ到着。

ハワイは2日間の寄港で、

12日目の夜出港。

問題の事件は14日目午後発生。

船内放送があり、急病患者がいるのでヘリコプター搬送があるため23時間遅れるとのこと。

しかし最終的にはヘリコプターは来ることは無く

ワイ島まで引き返して緊急搬送。

丸2日間の遅れとなった。

パナマ運河の通行日時は決まっているので

コスタリカ(1番の楽しみ!)の寄港が無し。

グアテマラも2日間の予定が1日のみに変更。

そして返金などのお詫びは一切無し。

人命救助による遅れなので船側に落ち度はないからといったところ。

しかし、ハワイの次のメキシコのマンサニージョ(何も無い港町)にはしっかり寄港するのに、コスタリカグアテマラの予定カットは残念すぎるので乗客は怒り心頭だった。

給油、食料の補給などあるので仕方ないが、

本当に残念だった。

コスタリカグアテマラは今回のクルーズでは最も日本から行くのが大変な場所の1つだったので…

また、そもそも長い太平洋航海で2日も延長はかなりストレスフルだった。

メキシコ・マンサニージョに着いたのは

23日目。実に11日間も海の上となった。

船旅だけでなく、海外旅行も楽しみに船に乗ったのに、23日経過してハワイ2日間とメキシコ・マンサニージョ1日のみというのはかなり物足りなかった。

(当時はとてもストレスフルだったが、終わってみればそれもいい思い出。船で太平洋を渡るのが如何に大変かを体感できた)

 

これでトラブルが終わりだったら良かったが、

続いて今回2番目のトラブル発生(30日目)。

パナマ運河のど真ん中で船が故障して停止。

まず、パナマ運河の有名な閘門でまた緊急搬送が起きて30分ほど一時停止。

その後しばらく進んでいると13:30頃停電が発生。船は故障して停止。1時間後の14:30頃、照明などから回復するも、水は使えず。トイレは流れないのでウンチの上にウンチがしてあるという悲惨な状況だった。

その後船は動くようになるものの、パナマ運河通航スケジュールがあるので、そのままパナマ運河で一晩待機することになった。

つまりまた1日予定の遅れ。

このため、前回記述した通り、ジャマイカの滞在時間が3時間となってしまったわけである。

また次のマイアミも数時間遅れての到着。

パナマ運河内は水不足により、取水制限のため、1日水不足が発生してとても不便だった。

とにかくトイレ臭いし…

これに対して返金は…

なんと船内で使える5000円だけでした。

しかもオプショナルツアーには使えないという…

酷すぎ。

 

次に、イタリアのチビタベッキア港で起きたトラブル。

チビタベッキアには2日間の滞在。

問題は2日目の朝発生。

強風で波が強く、下船できないというトラブルが発生。

8:15分頃発生し、12:00過ぎまで下船不可。

チビタベッキアからはローマに行く人が多く、バチカン美術館など予約してたが行けなかったという人もいた。

8:15分までに下船した人、前日ローマのホテルなど船外で一泊した人は無事でした。

これは前回の寄港地滞在時間が短いと重なり、

自由時間がドンドン短くなります。

 

上記3つのトラブル、起きてしまうと船内から出ることは不可能になる。旅にトラブルは付き物といえど、そもそも船旅は陸上での自由時間がかなり短いので、かなりの痛手となる。

例えば飛行機旅で台風などのトラブルなら屋内での遊びに切り替えたりできるが、船内ではほぼ何もできない。チビタベッキアのトラブルの場合、本来寄港中なので、船内のイベントはほぼないし、レストランの営業も無かったりする。今クルーズはインターネットも100分2000円の衛生通信(速度遅め)しかないので、本当にキツイ。ちなみにおかげで陸に着くとフリーWiFiハンター達が大量発生。せっかくの海外なのにもったいない…

 

返金に関して補足すると、

オプショナルツアーで頼んだもので、

船の遅延や上記チビタベッキアのようなトラブルでツアーがキャンセルになった場合は全額返金されます。ただし、自分で現地ツアーや飛行機など予約していた場合、一切保証はないので、自分で手配のリスクはかなりあります。

コスタリカは寄港しなかったので、港使用料が返金されるというのはありましたが、雀の涙です。

オプショナルツアーでバス故障で2時間ロスなどといったタイプだと、返金は無いです。

 

その他のトラブルは

フランスボルドー寄港予定が、

川の水不足でル・アーブルに変更(これは仕方ない)や

オプショナルツアーのバスが故障して1~2時間立ち往生が少なくても2回は発生など、

小さな物も含めればトラブル多発でした。

しかしピースボートの公式ブログを見ると、一切それについては触れません

隠さずちゃんと発表した方がいい気がします。

基本的に隠蔽体質です。

人の命を預かっている船なので、

何か大きな事件を起こす前に

体質改善したほうがいいと思いました。

 

次回「人が多すぎる」